「バイク、最近乗ってる?」
ライダー同士の挨拶みたいなこの質問に、胸を張って「乗ってるよ」と答えられない時期が、私にもありました。フリーランスで仕事をしていると、忙しさに波があります。締切が重なると、いちばん先に削られるのが、バイクの時間でした。
それでも今、なんとか乗り続けています。この記事では、私がやっている「時間の作り方」を5つ書いてみます。会社員の方にもそのまま使えるものが多いと思います。
1. 「行き先」ではなく「時間」を先に決める
以前は「今度の日曜、どこに行こうかな」と考えて、行き先が決まらないまま日曜が来て、結局乗らない、ということがよくありました。
今は逆にしています。「土曜の朝6時から9時はバイク」と、まず時間をカレンダーに入れる。行き先はその朝に決めていい。近所の海でも、いつもの道の駅でもいい。「乗る時間」が確保されていれば、行き先は自然に見つかります。
2. 朝に乗る
フリーランスの仕事は、午後になるほど連絡が増えます。クライアントからのメール、修正依頼、急な相談。午後にツーリングを予定すると、出発直前に何か入って、結局出られない。
朝6時に出れば、誰からも連絡は来ません。道も空いている。9時に帰ってきてシャワーを浴びれば、その日の仕事にはまったく影響がない。「朝のおはよう投稿」を続けていた頃の習慣が、そのまま生きています。
3. 「半日ツーリング」を基本にする
ツーリングというと、丸一日かけて遠くまで行くイメージがあるかもしれません。でも、それを基本にすると「丸一日空く日」を待つことになり、そんな日は月に1回あるかないか。
私は「半日で往復できる範囲」を基本にしました。福岡なら糸島や志賀島、成田なら九十九里や銚子。片道1時間ちょっとの場所を何か所か持っておくと、「今日は午前だけ空いた」というときにすぐ出られます。遠出は、年に数回のごほうびとして楽しむ。この切り替えで、乗る回数は明らかに増えました。
4. 装備を「出しっぱなし」にしておく
地味ですが、これが意外と効きます。ヘルメット、グローブ、ジャケット、鍵。この4つを玄関の決まった場所に置いておく。準備に10分かかるか、2分で済むかの差は、「面倒だからやめよう」と思う確率に直結します。
バイクのカバーも、外すのに時間がかかるタイプはやめました。ハーフカバーにして、30秒で出発できるように。小さな摩擦を減らすと、乗る回数は増えます。
5. バイクの時間を「仕事に還す」
これはフリーランスならではの考え方かもしれません。バイクに乗っている時間、私はよく仕事のことを考えています。原稿の構成が頭の中でまとまったり、詰まっていた企画のアイデアが浮かんだり。エンジンの音と風の中で、机の前では出てこない発想が出てくる。
だから、バイクの時間を「仕事から逃げる時間」ではなく「仕事の一部」だと思うようにしました。実際、走った翌日の仕事は、明らかに進みが良いんです。罪悪感なく乗るための、自分への言い訳でもあります。
おわりに:乗れない時期があってもいい
ここまで書いてきましたが、正直に言うと、私にも何か月も乗れない時期がありました。仕事が立て込んだ時期、拠点を福岡から成田に移した時期。そういうときは、無理に乗らなくていいと思っています。
大事なのは、乗れない時期に「もうやめようかな」と手放してしまわないこと。バイクは待ってくれます。時間ができたら、また朝6時に出ればいい。
それぞれのペースで。今日もご安全に!

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