空が高くて、雲がゆっくり流れていく。GB350で走る日は、そんな景色がいつもより少しだけ長く目に残ります。
2025年4月、Instagramの投稿が1000回目を迎えました。その記念に、相棒たちとの思い出を綴る「1000 memories.」という投稿をしていて、今回はそのVol.2、GB350との時間の話です。

ただの移動じゃなく、景色を走るようになった
GB350に乗るようになって、いちばん変わったのは「走る理由」だったと思います。
バイクは、どこかへ向かうための手段。そんなふうに思っていたところが、私にもありました。でもGB350と走るうちに、流れていく風景そのものが好きになっていったんです。
山の稜線、道ばたの草、雲の影。目的地に着いたときよりも、走っている途中のほうが心に残る。そんな日が、少しずつ増えていきました。
同じ道でも、季節や天気、その日の気分で見え方は変わります。急いで通り過ぎていたら気づかなかったものが、ゆっくり走ると、ちゃんと目に入ってくる。景色を「見る」のではなく、景色の中を「走っている」感覚。それを教えてくれたのが、GB350でした。
焦らなくていい。急がなくていい。
GB350に乗ると、景色も気持ちもゆっくり動きます。
毎日の中では、やることや予定に追われて、つい気持ちが先へ先へと急いでしまいます。でもGB350にまたがると、不思議と「焦らなくていい」「急がなくていい」と思えるんです。
スピードを出すことや、遠くまで行くことだけがバイクの楽しさじゃない。そう思えるようになってから、走る時間そのものがぐっと好きになりました。短い距離でも、少しの時間でも、GB350と走ればちゃんと満たされる。そんな感覚があります。
GB350のいちばんの魅力は、エンジンの鼓動です。空冷エンジン独特のエンジン音を感じながら走れるのが心地よくて、スピードを楽しむというより、“走ること”そのものを楽しめるバイクだと思います。
乗車姿勢も、まっすぐ座る感じですごく楽。肩の力を抜いて乗れるから、景色に目を向ける余裕も生まれるのかもしれません。
そして、見た目のクラシック感。これが本当にカッコイイんです。走っている時間だけじゃなく、停めた相棒を眺める時間までサマになる。そんなバイクです。

「GB350×GOKAYAMA」と添えたこの1枚は、五ヶ山(ごかやま)の山あいで撮ったもの。地名は「五ヶ山」、ダムは「五ケ山ダム」と、同じ“ごかやま”でも表記が少しちがうんです。
立ち止まりながら、自分のペースで
GB350との時間で覚えたのは、立ち止まることでした。
気になる景色があったら、停まる。写真を撮って、深呼吸して、また走り出す。誰かのペースに合わせるのでもなく、時間に追われるのでもなく、自分のペースで走ること。

ゆっくり走るからこそ、停まりたくなる場所に気づける。気づけるから、また立ち止まれる。GB350は、そんな“余白”をくれた1台です。
余白というと、何もない時間のように聞こえるかもしれません。でも私にとっての余白は、景色を味わったり、自分の気持ちに気づいたりするための大切な時間です。予定をぎゅうぎゅうに詰めるより、少しだけ空けておく。そのほうが、走り終わったあとの心がずっと軽いんです。

鳥居と石段の前に、GB350を停めた日もありました。長崎県壱岐市へのバイク旅で訪れた、月讀神社です。
Slow is strong.
1000投稿の記念に、GB350に添えた言葉は「Slow is strong.」でした。
ゆっくりは、弱さじゃない。急がないから見える景色があるし、立ち止まれるから続けられることもある。いまはCB250R・GB350・Rebel 1100Tの3台と走っていますが、「急がなくていい」と教えてくれたのは、やっぱりGB350です。
「1000 memories.」では、ほかの相棒たちとの思い出も綴りました。その話も、これから少しずつこのブログに書いていきたいと思っています。
1000投稿を迎えられたのは、いつも見てくださるみなさんのおかげです。これからも、バイクのある毎日を等身大で綴っていきます。
今日も、明日もご安全に!
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